おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
- オルタネーター故障の症状
- オルタネーター交換の作業手順
- オルタネーター交換後の確認
- 関連記事
- よくある質問(Q&A)
- Q1.ハイエースのオルタネーター交換は素人でもできますか
- Q2.オルタネーター交換の作業時間はどれくらいですか?
- Q3.オルタネーターが壊れると、どんな症状が出ますか?
- Q4.どのタイミングでオルタネーターを “予防交換” すべきですか?
- Q5.オルタネーター交換にかかる費用はどれくらいですか?
- Q6.リビルト品(再生オルタネーター)って大丈夫?
- Q7.交換作業は難しいですか?DIY(自分でやる)/業者どちらがいい?
- Q8.交換後に注意すべきことはありますか?
- Q9.オルタネーターが故障した時、バッテリーも同時に交換したほうがいい?
- Q10.故障の原因として、オルタネーター以外に考えられるトラブルはありますか?
オルタネーター故障の症状
先日高速道路走行中にバッテリー警告灯(バッテリーチェックランプ)が点きました。

状況
お盆に新東名を120km/hで走行中、エアコン温度設定最低、風量最大、オーディオボリュームかなり大きい状態でした。
エアコンの風量を一段下げ、オーディオを切り、100km/h以下で走ったら警告灯が消え、エンジン停止後の再始動も問題ありませんでした。
数日後再度高速走行中に警告灯が点き、同じ対処をして走っていたところ、数分~数十分周期で警告灯が点いたり消えたりし、警告灯が消えたところでトイレ休憩でPAに入ってエンジンを切り、再始動しようとしたところセルが回らない。ジャンプスターターでエンジン始動したら警告灯はつかず、その後数百km走りましたが警告灯は点きませんでした。
推測される原因
ハイエースのオルタネーターにはワンウェイクラッチプーリーという、変速時のエンジンとオルタネーターの回転数差を吸収する機構がついています。これが常時空転する故障の仕方もあれば、空転したり繋がったりする故障の仕方もするようで、後者の場合バッテリーを充電したり充電しなかったりします。走行距離が10万km超えていますし、症状からしてプーリーの故障と決めました。
リビルトオルタネーターの購入
リビルトのオルタネーターを購入し、交換することにしました。まあまあな重作業になりますので、覚悟がいります。
ワンウェイクラッチプーリーは、ファンベルトの寿命を伸ばしたり変速時のベルト鳴きを防ぐために搭載されているそうですが、私のようなDIY人間からするとベルトを交換するのは数分で部品代数千円、オルタ交換は1日仕事で部品代2万円。二度としたくないのでダイレクトプーリーのリビルトオルタネータを購入しました。
リビルト品は車両についていた品をコアとして返却する必要があり、10~14日ほどが返却期限なので、作業日を決めてからの注文が必要です。何社か見ましたが万が一遅れる場合は事前に連絡したら融通してくれそうでした。
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オルタネーター交換の作業手順
準備
運転席側のタイヤを外すので、ジャッキアップしてタイヤを外しておきます。
次に、運転席を外します。ボルト4本です。


シートを傾けて、シートベルト警告灯用の配線カプラーを切り離します。

シートを外したら、助手席を跳ね上げます。
運転席下のマットを剥ぎ、エンジンフード?を外します。ボルト5本で止まっています。1本はシートレールと共締めです。

バッテリーのマイナス端子を外します。オルタネーターには、B端子というところにバッテリーのプラス端子と直結する配線が繋がっており、これを外して作業しますので、バッテリーのプラスかマイナスを外しておかないと、B端子に繋がっていた配線がボディに当たった時にショートして大変危険です。
なぜかはわかりませんが、うちのハイエースは、プラスとマイナスの電極の向きが逆のバッテリーが付いています。どうりでプラス側のカバーが合わないわけです。

インテークパイプの取り外し
運転席のタイヤハウスから作業します。エアクリーナーに繋がるインテークパイプを外します。
緑丸2箇所のホースバンドを緩め、赤丸の2本のボルトを外します。パイプを後方へ引いて前側を外してから後を外しました。

外したインテークパイプはこんな形です。

次は緑矢印のアルミのパイプを外します。タービンに繋がっているパイプと思われます。
赤丸部のボルトを外します。写っていませんがその下にホースバンドがあるため緩めます。
後でエアコンコンプレッサーを外しますので、上部側2本のボルトを外しておきます。エアコンコンプレッサーの取付ボルトは全4本で、あとの2本はアルミパイプを外さないとアクセスできません。

アルミのパイプの取り外しの続きです。影になっていますが、赤丸部にボルトがあるので外します。緑丸部のホースバンドを緩めます。これで外せます。取り外したアルミパイプの写真は省略します。

ベルト、アイドラーの取り外し
アルミパイプを外すと、今回の作業に邪魔なアイドラーが見えます(緑矢印)。ベルトを外してからこいつを外します。

ファンベルト(補機ベルト)はテンショナーを緩めると外せます。
不思議な作りですが、テンショナーに14mmのレンチをかけ、ネジが締まる方向へ力をかけるとベルトのテンションがフリーになりますので、その隙にベルトを外します。

ベルトを外す付けるは手こずると体力的にしんどくなります。この後、オフセットされていないロングメガネラチェットレンチセットを買って使いました。かなり楽になります。購入の優先度が低い工具になりますが、余裕があれば持っておくと助かるアイテムです。
ベルトが外れたら先ほどの緑矢印のアイドラーを外します。
ボルト、カバー、アイドラー本体、カラーの順でエンジンに取り付けられています。カラーを落とすと無駄な作業が増えますので、外す時に注意が必要です。

エアコンコンプレッサーの取り外し
エアコンのコンプレッサーを外します。配管は外しません。緑丸のコネクターを切り離し、赤丸のボルト2本を外します。

エアコンの配管はそのままで、コンプレッサーを上側前方へ避けておきます。

オルタネーターの取り外し
ようやくオルタネーターの取り外しです。
緑丸がB端子です。カバーが付いているので、手で外します。このカバーは中途半端に配線につけておくと作業中に落下しますので、取り外しておきます。カバー下にB端子があるので、10mmのレンチでナットを外し、配線を外しておきます。
青丸のコネクターを切り離します。
赤丸部が取り付けボルトなので、14mmのレンチで取り外します。この対角あたりにもう1本ボルトがありますので、12mmのレンチで外します。ボルトを外してもキチキチにハマっているので、揺すったりバールを使って外します。
知恵の輪状ですが、タイヤハウス側からオルタネーターを摘出できました。

新旧オルタネーター比較
外したオルタネータ(左)とリビルトのオルタネータ(右)です。
外した純正品は、デンソー製で、トヨタ部品番号27060-30080、デンソー品番104210-4460でした。

純正のワンウェイクラッチプーリーとダイレクトプーリーの比較。
手で回してみると、リビルト品はガチガチのダイレクトですが、外した物は両方向とも回して急に逆方向へ回すとキュッと音がして滑ります。やはりプーリーが原因だったようです。

取付の注意点
あとは外した手順を辿って戻すだけなのですが、オルタネータを下の位置に戻すのに難儀しました。
真っ直ぐボルトが入るまで位置を調整させる必要があり、これがなかなか大変。焦らず木材とラッシングベルトを使ってオルタを吊って上げて、揺らしながら位置を合わせました。
下側の取り付けボルトがどうやっても微妙に合わず、オルタ取付ボルトの助手席側すぐ隣に、オルタ取り付けステーを固定している12mmのボルトがあるため、それを緩めてやればステーが動いてオルタ穴位置が合いました。※位置的に写真が撮れなくてすみません。
実は前に一度オルタを外して何もせず戻したことがあり、下のボルトを斜めに無理やり入れたいたせいで、今回外す時にボルトがポキっと折れました。そのせいで頭が13mmのボルトで固定することになりました。M8-30フランジボルトという条件は合わせました。

オルタネーター交換後の確認
交換後は音が静かな気がします。プーリーが滑っていたせいで変な音がしていたのだと思います。
電圧を計ると順調に発電しています。エンジン始動前13V、始動後負荷をかけずに14.09V、エアコンオンでファンが回ったらちょっと電圧が上がりましたので、リビルト品は正常と判断し、コア返却をします。
オルタネーターの出力電圧を計る方法は、テスターのプラスをオルタネーターのB端子に接続するのが正式な方法ですが、B端子はインテークパイプを外した状態でしかアクセスできませんし、B端子から直にバッテリーのプラス端子に接続されているはずですので、私はテスターのプラスもマイナスもバッテリーに繋いで計ります。電流値はクランプメーターを持っていないので測れず省略しました。

作業時間は、途中途中手洗って写真撮ったり、ボルトを折ってその対処をしたりで1日がかりでした。写真取らず、付替えるだけならアマチュアで半日作業かと思います。
興味本位で外したオルタネーターのブラシの状態を確認しました。後で調べたらところ、ブラシの突き出し量基準値9.5〜11.5、限度4.5とのこと。測りそびれましたが、使用約10万kmで半分くらいは残っているのではないでしょうか?20万kmはもたないと思います。

今回オルタネーターをダイレクトプーリーのリビルトに交換したので、次はファンベルト(今付いているのはわずかにヒビあり)、その先は走行距離30万kmあたりでオルタネーター内のベアリングかブラシが原因で交換することになるでしょう。
作業後1年以上乗っていますが、ダイレクトプーリーのデメリットは感じません。ファンベルトのひび割れも進行していないようです。そのうち換えますが。
交換時走行距離:110,112km
関連記事
1.[モバイルジャンプスターター] – オルタネーター故障によるバッテリー上がり時に助かったもの
2.[バッテリー交換] – バッテリーが寿命を迎えたらこれを見て選定・交換
3.[アイドラーベアリング交換] – オルタネーター交換時に外すアイドラーのベアリング交換方法
よくある質問(Q&A)
Q1.ハイエースのオルタネーター交換は素人でもできますか
A: できますが、中級者以上の作業になるとお考えください。途中で手に負えなくなっても走らせられる状態ではないため、自信がない場合は整備工場に依頼することをおすすめします。
Q2.オルタネーター交換の作業時間はどれくらいですか?
A:
- 中級者の素人で半日くらい。
- プロで2時間くらい。
Q3.オルタネーターが壊れると、どんな症状が出ますか?
A.以下のような症状が出ます。全てが当てはまるわけではありません。
- ヘッドライトやダッシュボードのライトが暗くなる、またはちらつくことがあります。
- バッテリー警告灯(チャージランプ)が点灯する。
- 電装品(パワーウィンドウ、ラジオなど)の調子が悪くなる。
- 異音(ガリガリ・ウィーン音など)がする。
- エンジンがかかりにくくなる、もしくは走行中にエンジンが停止するリスクも。
Q4.どのタイミングでオルタネーターを “予防交換” すべきですか?
A.
- 走行距離が目安として 10〜15万km に近づいたら点検を検討するのが一般的。
- 特に電装品(音響、ライトなど)を多用する車、ちょい乗り中心の車では早めに劣化しやすい。長距離中心の車は劣化が遅い傾向がある。
Q5.オルタネーター交換にかかる費用はどれくらいですか?
A.
- 部品代 + 工賃から構成されます。
- 一般的な相場としては、リビルト品を使って工賃込みで6~7万円。
- 私の場合リビルト品を使って自分で交換したため、部品代のみの約22,000円でした。
Q6.リビルト品(再生オルタネーター)って大丈夫?
A.
- リビルト品は、一度使われたオルタネーターを分解・洗浄し、消耗した部品を交換したものです。
- 新品より価格を抑えられるうえ、性能もほぼ同等というメリットがありますが、中には外れもあるようです。
- 信頼できるメーカー・業者を選ぶことが重要です。
Q7.交換作業は難しいですか?DIY(自分でやる)/業者どちらがいい?
A.
- ハイエースの場合は作業が大変(シートを外す、ジャッキアップ、配管取り外しなど)ですが、DIYでも可能です。
- DIYだと部品費を抑えられる反面、工具や時間、技術が必要です。その分経験と技術が得られます。
- 整備工場に頼めば安心で、保証やチェックも含めてトータルコストを考慮する価値があります。
Q8.交換後に注意すべきことはありますか?
A.
- 交換後は発電状態をテスターで確認(エンジン始動後の電圧チェックなど)することが望ましい。
- ベルト(補機ベルト・ファンベルト)がきちんと張られているか、緩みがないかを確認。
- 取り外し時・取付時の配線を確実に戻しておく。特に B 端子やコネクタなど。
- コア返却が必要なリビルト品の場合は、期限内に返却する。
Q9.オルタネーターが故障した時、バッテリーも同時に交換したほうがいい?
A.
- 必ずしも “必須” ではないですが、オルタネーター故障により多くの場合バッテリー上がりを起こすため、バッテリーに負担がかかります。同時交換を検討するのは理にかなっています。
- 交換前にバッテリーが弱いままだと、新しいオルタネーターに過剰な負荷がかかる場合があります。
- バッテリー充電器でバッテリーを充電後、バッテリーチェッカーで健康状態をチェックして交換を判断するのが良いでしょう。
Q10.故障の原因として、オルタネーター以外に考えられるトラブルはありますか?
A.
- オルタネーター以外に考えられるのは、配線・ハーネス(コネクタ接触不良など)。実際、配線が劣化しているケースもあります。
- ベルト(補機ベルト・テンショナーベルト)が緩んでいたり劣化していると、発電効率が下がる。
- バッテリー端子の腐食や接続ミスも原因になり得ます。


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