薪ストーブガスケット交換

薪ストーブ

おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。

昨シーズンは例年に比べて薪ストーブの火力調整がうまくいかずどこか悪いと思い、ドアなど室内に繋がる所のガスケットがヘタったのかと思い、紙を挟んでチェックしましたが問題なし。

ちなみに我が家の薪ストーブはダッチウエストのセネカで、家自体が2000年に建築でおそらくその時から設置されているストーブと思われます。私は2019年から住んでいるので5シーズン使って6シーズン目の準備段階です。
とりあえず煙突掃除・ストーブ本体の掃除をしながらチェックすることに。

原因らしいものを見つけました。煙突からストーブを覗き込んだところの写真で、ダンパーガスケットがおかしいです。これにより隙間ができて、ダンパーを閉じているのに排気が漏れて火力調整がうまくいかなかったようです。

サイドドア、フロントドア、アッシュドア(灰受けドア)も状態が悪いため、この機会に交換します。気密性の確認で、紙を挟んでドアを閉め、紙がスルッと抜けないかチェックしましたが、それは全く問題なかったです。

サイドドアガスケット…剥がれ落ちそうです
フロンドドアガスケット…毛羽立っています

ダッチウエストジャパンが取扱説明書を公開してくれていますので、確認したところ、ガスケットロープは7箇所に使われており、そのうちフルーカラーとガラスのガスケットが個別サイズで、他の5箇所は3/8″のガスケットロープで共通でしたので、3/8″のところを全て交換します。

私のざっくり計測で、灰受け88cm+フロントドア134cm+サイドドア94cm+ダンパー92cm+トップ134cm=542cmということで、3/8″のガスケットロープは6m購入。楽天の取扱店で1m単位の切り売り商品を6mで注文することで、6m繋がった物が届きました。

ガスケットロープをストーブに接着するのに耐火セメントを使います。赤矢印部分等、セメントが盛られているものの長期仕様で割れて簡単に取れる状態のところがいくつもあったので、耐火セメントはコーキングガンに装着して使う大容量タイプを購入しました。
また、緑矢印部等、サビが目立ってきたため、今回はスプレーの耐熱塗料で塗装し直すことに。

セメントはポロッと取れるところとその周辺はマイナスドライバーで軽くこじって取れる分だけ取りました。セメントを除去した部分と、最上部のサビのひどい部分はワイヤーブラシでなるべく錆を落とします。

ダンパーを外したかったのですが、今回外せませんでした。
説明書には、Eリングを外すとロッドが抜けると書いてあるものの、Eリングは見当たらず。赤矢印部を見ると、ネジが切られているため、ダンパーをフリーにしてロッドを回していけばシャフトが抜けるはず!と思って、ダンパーの蝶番役をしている緑矢印部(左右あり)を外したものの、干渉して回せず…ダンパーアジャスターを外そうと、裏面の緑矢印のナットをやっとの思いで外したのにダンパーアジャスターが外れなかったので、心が折れてこの状態でガスケットを交換することにしました。

用意した耐火セメントとガスケットロープ、元々持っていたコーキングガン。

外せるものは外して外で作業。古いガスケットロープは手で引っ張るだけで取り外せます。溝に残った古い耐火セメントは、貫通マイナスドライバーとハンマーで叩いてとったり、ドライバーのみでゴリゴリしてとりました。
右上に写っているリフラクトリーは、温度計が挿さる穴の横に穴を空けてしまったため、ついでに耐火セメントで穴を埋めました。

ここからセメントを使って作業したためスピード勝負で写真が撮れません。
ガスケットの溝に耐火セメントを3mm厚ほどで途切れなく1周塗布し、すぐにガスケットロープを溝に入れていきます。
ガスケットロープ取付時の注意点は、引っ張らないこと。引っ張るとロープが痩せて蓋を閉じたときの気密性が落ちます。
ロープ端は隙間なく重ならないような長さで切ります。溝に押し込めたらストーブ本体に取り付けてロープに圧をかけ、その状態で1日セメントが硬化するのを待ちます。

灰受けドアは何故か外せなかったため、取り付け状態で作業。

触媒の周りのインテラムガスケットも交換。一昨年換えたのですが、再利用できないレベルでボロボロだったので、新しいものに。前回購入額の倍ほどしました…
高いので、次は余っているガスケットロープでも巻いてみようかな。

トップのみ外で、それ以外はストーブに取り付け状態で耐熱ペイントをしました。
30分以上常温で乾燥させた後、120~140℃で30~40分焼付が必要とのことで、温度まで管理できませんが、家の窓を開けてシーズン最初の火入れをして焼き付けました。

ストーブポリッシュでは見た目がいまいちに感じていましたが、耐熱塗料で見た目がよくなりました。ついでに煙突も気になる部分は耐熱ペイントで塗り、いい感じの見た目になりました。
ガスケット交換により、ダンパーの気密性が高まり、温度調整が正常に戻りました。

ご自愛ください。

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