トヨタマークエンブレムの塗装【DIY】

ハイエースフロントエンブレム塗装 ハイエース

おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。

エンブレムを塗装しようとしたきっかけ

全塗装する時に邪魔なのでエンブレムを剥がしていました。フロントはエンブレムの位置決めピンの穴が開いていますし、ボンネットのエンブレム部分が膨らんでおり、何も付けないとそれはそれで変です。下級グレードDXでは純正でエンブレムとフロントグリルがメッキ調なのですが、グリルは全塗装でボディ同色に塗ってもらったのでフロントエンブレムだけがメッキとなり、より一層浮きます。そこで、バンパーやドアノブと見た目が同系統になるよう、フロントエンブレムをつや消し黒で塗装してから取り付けることにしました。
なお、リアはスムージングしたのでエンブレムは不要です。

エンブレム塗装前状態

準備物

・エンブレム
・サンドペーパー#400
・プライマー(ミッチャクロン)
・つや消し黒スプレー塗料
・シリコンオフ
・両面テープ
・ウォッシュコンパウンド(なくても可)

作業方法

足付け

エンブレム#400ペーパーで足付け

#400のサンドペーパーで塗装する表面を荒らしていきます。入り組んだ形状なので、焦らず時間をかけて荒らします。
ペーパーをかけた後の状態がこちらです。

エンブレム足付け後

プライマー

ウォッシュコンパウンドとタワシで洗浄&乾燥後、シリコンオフで脱脂し、プライマーとしてミッチャクロンを吹きました。足付けして脱脂していますが、メッキ調プラスチックは塗装の密着性が悪くなりがちなので、ミッチャクロンを吹いておいた方が良いです。

エンブレムプライマー塗布

塗装

ホルツのスプレー缶は艶あり黒だとメーカー純正色しかなく、無数にあります。つや消し黒は1種類しかなく、今後も使いそうなので少し400mlにしました。
今までソフト99をよく使っていましたが、最近はホルツの方が評判が良く感じましたので乗り換えました。

とりあえず1回捨て吹きした後にもう1回吹いたところ。

エンブレムつや消し黒塗装1回目

ブツブツのリカバリー

つや消し黒はクリアを吹かずに使うので、塗膜を厚くしておきたい。4回ほど吹いたところでブツブツが付いてしまいました。

エンブレム塗料の粒

ウォッシュコンパウンドとスコッチパッドで擦ってみます。

エンブレム塗装途中ウォッシュコンパウンド

残念ながらこれではブツブツはうまく取れませんでした。それどころか角の塗料が薄くなって地肌が見えてきました。ブツがついてリカバリーしたい時は大人しくペーパーで取るか、シンナーで塗料を落とすかが良いと思います。

エンブレム塗装途中ウォッシュコンパウンド洗浄後

この後気にせずにつや消し黒スプレーを5回以上吹いておきました。
塗装はこれで完成です。

貼り付け

塗装が終わったら、エンブレムの裏に両面テープを貼り付けます。

両面テープの貼り付け面も綺麗であることが重要ですので、シリコンオフで脱脂しておきます。
使う両面テープは日東電工のNo.0541の幅5mmです。純正で使われている両面テープは剥がす時に綺麗に剥がせずイライラしますが、この両面テープは今まで使用した感じでは綺麗に剥がれてくれます。

エンブレム貼付け前脱脂
エンブレム貼り付け用両面テープ

エンブレム裏側というか内部に水が溜まるのは気持ちが悪いので、隙間ができないよう全縁に両面テープを貼ります。

エンブレム両面テープ貼り付け
裏面に両面テープを貼ったところ
エンブレム貼付け前
剥離紙を剥がしたところ

エンブレム側に両面テープが貼り付けられたので、ボンネットに貼り付けます。
位置決めピンが1本折れてしまっているので、残った1本の位置決めピンをボンネットの穴に挿して、あとは歪まないよう目視で位置を決めて貼り付けました。

塗装エンブレム取り付け状態

作業後

エンブレムの塗装なんかは完全なる自己満ですが、完了して良かったです。
ただエンブレムを外しただけではボンネットに穴があったり膨らみがあって変で、エンブレムレスにするならスムージングするかボンネット交換になります。そんな技術もお金もなく、穴や膨らみを隠すためにエンブレムを戻すにはメッキでは雰囲気が合わない。今回艶消し黒で塗装したエンブレムを貼り付けたことにより、今の車の雰囲気に調和したままボンネットの外観が正常に戻り良かったです。

関連記事

プライマーのミッチャクロンの代わりに同等品を使った作業を紹介します。

1. [内装塗装] – ミッチャクロン代用品をエアスプレーガンで塗布
2. [板金修理1] – エンブレムを剥がした記録

よくある質問(Q&A)

Q1: エンブレムの塗装は初心者でもできますか?

A: はい、初心者でも塗装可能です。必要な材料は、サンドペーパー(#400)、プライマー(ミッチャクロン)、つや消し黒スプレー、シリコンオフ、両面テープなどです。足付けや脱脂などの下準備を丁寧に行えば、綺麗に仕上げることができます。作業時間は下準備から完成まで3~4時間程度を見込んでおくと良いでしょう。

Q2: エンブレム塗装に必要な材料費はどのくらいですか?

A: 主な材料費は以下の通りです。

  • ミッチャクロン(プライマー): 約1,700円
  • ホルツ つや消し黒スプレー420ml: 約1,100円
  • シリコンオフ: 約500円
  • サンドペーパー#400: 約200円
  • 両面テープ: 約500円
    合計で3,800円~4,500円程度で揃えられます。

Q3: つや消し黒と艶あり黒、どちらを選ぶべきですか?

A: バンパーやドアノブなど、他のパーツの質感に合わせて選ぶのがおすすめです。つや消し黒はマットな質感で落ち着いた印象になり、DXのバンパーやモールと統一感が出ます。つや消しの場合はクリアを吹かずに使用するため、塗膜を厚くしておくことが重要です。

Q4: プライマー(ミッチャクロン)は必ず必要ですか?

A: はい、特にメッキ調プラスチックの場合は必須です。足付けと脱脂だけでも塗装できますが、メッキ調プラスチックは塗料の密着性が悪くなりがちです。ミッチャクロンを使用することで塗料の密着性が向上し、剥がれにくくなります。長期間綺麗な状態を保つためにも、プライマーの使用を強く推奨します。

Q5: 足付け作業はどのくらい重要ですか?

A: 足付けは塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。#400のサンドペーパーで表面を荒らすことで、塗料が密着しやすくなります。エンブレムは入り組んだ形状なので、焦らず時間をかけて全体を丁寧に荒らすことがポイントです。足付けが不十分だと塗料が剥がれやすくなるため、手を抜かずに作業しましょう。

Q6: 何回塗り重ねればいいですか?

A: 推奨は全5回以上です。

  1. プライマー: 1~2回
  2. つや消し黒: 1回目は捨て吹き(薄く)
  3. つや消し黒: 2~4回目は20分間隔で重ね塗り
  4. つや消し黒: 5回目以降で厚めに仕上げ
    つや消し黒はクリアを吹かないため、塗膜を厚くしておくことで耐久性が向上します。

Q7: 塗装中にブツブツができた場合の対処法は?

A: ブツブツができた場合は、ウォッシュコンパウンドで擦るよりも、サンドペーパーで削るかシンナーで塗料を落とす方が効果的です。ウォッシュコンパウンドで擦ると、角の塗料が薄くなって地肌が見えてしまうリスクがあります。ブツが取れたら、再度塗り重ねることで綺麗に仕上がります。

Q8: 両面テープはどのように貼り付けるのがベストですか?

A: 日東電工のNo.0541(幅5mm)がおすすめです。エンブレム裏側に水が溜まらないよう、隙間ができないように全縁に両面テープを貼ります。貼り付け面はシリコンオフで脱脂しておくことで、密着性が向上します。このテープは剥がす時に綺麗に剥がれるため、将来的なメンテナンスも容易です。

Q9: ホルツとソフト99、どちらのスプレー塗料がおすすめですか?

A: 最近はホルツの方が評判が良いです。ホルツのつや消し黒は420mlで種類も1つしかないため選びやすく、品質も安定しています。艶あり黒の場合はメーカー純正色が多数ありますが、つや消し黒は選択肢がシンプルで使いやすいです。今後も使う機会があるなら、420mlを購入しておくと便利です。

Q10: エンブレムレスにする場合とエンブレムを塗装する場合、どちらがいいですか?

A: ボンネットにエンブレムの位置決めピン穴や膨らみがある場合は、エンブレムを塗装して取り付ける方が自然です。エンブレムレスにするならスムージング(穴埋め)やボンネット交換が必要になります。全塗装でボディ同色にした場合、メッキエンブレムは浮いて見えるため、つや消し黒で塗装することで他のパーツと調和し、統一感のある外観になります。

ご自愛ください。

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