リア小窓枠塗装【DIY整備】

リア小窓枠塗装 ハイエース

おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。

1型の後部座席小窓

購入当初は全体的にやれていたので気にならなかった後部座席横の小窓。仕様によって付いている・付いてないがありますが、うちのハイエースは両側手動スライドドアでどちらも小窓が付いています。そして年式が古いのでサッシのある小窓です。
全塗装してからこの小窓の上下サッシの塗装が劣化してみすぼらしく見えます。そこでDIY塗装することにしました。

ハイエース1型リア小窓塗装前
ハイエース1型リア小窓塗装前拡大

準備物

脱脂洗浄用:スコッチブライト スカッフソフト、ウォッシュコンパウンド
脱脂用:シリコンオフ
養生用:マスキングテープ、マスカー
塗装用: ミッチャクロン(プライマー)、艶あり黒、クリアー

小窓枠塗装プライマーと艶あり黒

サッシ部分はもともとどんな塗装状態だったかわかりませんが、購入時から艶消し黒のザラザラでした。ボディもガラスもツヤツヤなので、サッシ部も艶があったほうが調和すると思い、今回は艶あり黒を選んでいます。
ボディペンは最近ホルツが評判が良いので、ソフト99からホルツに乗り換えました。トヨタのT-90、カラーNo.202の艶ありブラックを選びました。特に黒ならなんでもよかったのですが、一応トヨタに合わせました。

下準備

塗装の仕上がりの綺麗さ、耐久性を向上させるには、下準備が大変重要です。

脱脂洗浄

まずは、スコッチブライト スカッフソフトにウォッシュコンパウンドを適量取り、サッシ部分を洗いながら粗していきます。

ウォッシュコンパウンドとスカッフソフト
小窓枠脱脂洗浄

マスキング

洗い終えたら水分を飛ばし、マスキングテープとマスカーで塗装しない部分を養生します。
結構手間ですが、雑にやるとちょっと浮いてた隙間から塗装が入り込んだりと、後悔することがあるので丁寧にやります。

小窓枠マスキング

脱脂

ウォッシュコンパウンドによる脱脂洗浄で十分かもしれませんが、ねんのためシリコンオフとペーパータオルで拭き取っておきました。黒いのが取れたので、やって良かったとおもいます。

小窓枠シリコンオフ

塗装

プライマー

塗料の密着が良くなるようミッチャクロンを吹きます。1缶あると結構長持ちしますし、いろんな塗装のプライマーとして使えるので持っておくと便利です。

説明書き通り、15~30分間隔でミッチャクロンを2回吹いたところです。

小窓枠プライマー塗布後

上塗り

ここまで準備してやっとボディペンが使えます。

良く振ってから、1回目は捨て吹きといって薄くザラザラに吹きます。これは垂れや弾きを防ぐためです。また、この時点で脱脂がうまくできてないと弾く様子がわかるので、戻ることもできます。
捨て吹きの状態はこんなんです。マステ部分がわかりやすいでしょうか。

小窓枠塗装艶あり黒1回目

捨て吹きが問題なければ、20分間隔で塗り重ねていきます。全4回塗りましたが、3回目・4回目は少し近くで垂れないギリギリを狙って厚く吹きます。
ノズルを塗装面から離して塗ると、ムラなく垂れずに塗れますが、塗料粒子が乗っかる感じでザラザラの表面になります。近づけることで粒子同士がくっつき、平滑な表面になり艶が出ます。ツヤ感を狙いすぎると垂れます。塩梅が難しいので、これは経験を重ねるしかありません。
こちらが4回塗った直後です。

小窓枠塗装艶あり黒3回目

4回目を塗って10分ほど経ったところでマスキングを剥がします。
完全硬化してからマスキングを剥がすと、塗装部分の塗膜まで持っていかれやすい気がするので、私は半硬化時点でやっています。ただし、マスキングを剥がす時に、ボディに完全硬化していない塗料を付けてしまわないよう注意が必要です。

完成後

艶ありを選んだのが良かったかどうか、若干心配になりながらも進めましたが、完成してみるとこのツヤツヤ質感が窓ガラスやボティに調和しています。狙った通りで良かったです。
これでまた1つボロ感が減りました。

ハイエース小窓枠塗装後

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ウォッシャーノズル交換と合わせて行うことで、さらに効果的です。
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よくある質問(Q&A)

Q1: ハイエースのリア小窓枠の塗装は自分でできますか?

A: はい、DIYで塗装可能です。必要な道具は、プライマー(ミッチャクロン)、ボディペン(艶あり黒)、マスキングテープ、脱脂剤(シリコンオフ)、スコッチブライトなどです。下準備を丁寧に行えば、初心者でも綺麗に仕上げることができます。作業時間は下準備から完成まで半日程度を見込んでおくと良いでしょう。

Q2: 小窓枠塗装に必要な材料費はいくらですか?

A: 主な材料費は以下の通りです。

  • ミッチャクロン(プライマー): 約1,700円
  • ホルツ ボディペン 艶あり黒: 約800円
  • シリコンオフ: 約500円
  • マスキングテープ・マスカー: 約500円
  • スコッチブライト・ウォッシュコンパウンド: 約2,000円
    合計で4,500円~5,000円程度で揃えられます。

Q3: 艶あり黒と艶消し黒、どちらを選ぶべきですか?

A: ボディやガラスの質感に合わせて選ぶのがおすすめです。ハイエースの場合、ボディもガラスも艶があるため、艶あり黒の方が全体的に調和します。元のサッシが艶消し黒でも、艶ありに変更することで高級感が増し、新車のような仕上がりになります。

Q4: プライマー(ミッチャクロン)は必ず必要ですか?

A: はい、プライマーは必須です。プライマーを使用することで塗料の密着性が大幅に向上し、剥がれにくくなります。ミッチャクロンは樹脂やプラスチック、金属など様々な素材に対応しており、1缶あれば他のDIY塗装にも使えるため、コストパフォーマンスも良好です。

Q5: 塗装前の脱脂洗浄はなぜ重要ですか?

A: 脱脂洗浄は塗装の仕上がりと耐久性を左右する最重要工程です。油分や汚れが残っていると、塗料が弾いたり剥がれやすくなります。スコッチブライト スカッフソフトとウォッシュコンパウンドで洗浄し、さらにシリコンオフで拭き取ることで、塗料がしっかりと密着します。

Q6: 何回塗り重ねればいいですか?

A: 推奨は全4回(プライマー除く)です。

  1. プライマー: 2回(15~30分間隔)
  2. 1回目(捨て吹き): 薄くザラザラに
  3. 2~4回目: 20分間隔で塗り重ね 3回目・4回目は垂れないギリギリを狙って厚めに吹くことで、艶のある平滑な表面に仕上がります。

Q7: マスキングを剥がすタイミングはいつがベストですか?

A: 最後の塗装から10分程度経過した半硬化時点がおすすめです。完全硬化してから剥がすと、塗膜が一緒に剥がれてしまうリスクがあります。ただし、マスキングを剥がす際にボディに塗料を付けないよう慎重に作業しましょう。

Q8: 塗装が垂れないようにするコツは?

A: スプレーノズルと塗装面の距離がポイントです。遠くから吹くと垂れにくいですがザラザラした仕上がりに、近づけると艶が出ますが垂れやすくなります。3回目・4回目の塗装で「垂れないギリギリ」を狙うことで、艶のある美しい仕上がりになります。これは経験が必要なので、最初は慎重に距離を保ちながら練習しましょう。

Q9: ホルツとソフト99、どちらのボディペンがおすすめですか?

A: 最近はホルツの評判が良いです。トヨタ車の場合はT-90(カラーNo.202)の艶ありブラックがおすすめです。黒色であればメーカー純正色でなくても問題ありませんが、車種に合わせることで統一感が出ると思います。

Q10: 作業の適した天候や気温は?

A: 晴れた日で気温15℃~25℃、湿度が低い日が理想的です。雨天や湿度が高い日は塗料の乾燥が遅くなり、仕上がりに影響します。また、直射日光が当たらない場所で作業することで、塗料の乾燥速度をコントロールしやすくなります。風が強い日はホコリが付着しやすいため避けましょう。

Q11: 1型ハイエース以外の車種でも同じ方法で塗装できますか?

A: はい、基本的な工程は同じです。ハイエースの他の型式や、他車種のサッシ部分、樹脂パーツの塗装にも応用できます。重要なのは素材に合ったプライマーを使用し、脱脂洗浄を丁寧に行うことです。ミッチャクロンは多素材対応なので、様々な部位のDIY塗装に活用できます。

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