おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
うちのハイエース、購入時から付いてたタイヤが1本だけ以上にエア抜けします。引き取りの日も、中継地の車屋さんでタイヤが潰れていたのに気づいてエア充填してもらって帰りましたが、すぐに抜けます。
原因を特定するのも手間なので、新車時から一回も換えてなさそうなエアバルブを交換することにしました。
うちのハイエースはジャストローで、標準のハイエースとタイヤサイズが違い、その分空気圧が高いため、高圧に耐えられるバルブが付いています。安易にゴムバルブに交換できません。純正品を注文しました。
純正品番90942-05023 税込単価385円(2023.08時点)
ディーラーに行く時間が無い場合は、太平洋工業の品番V3-20-1が適合します。純正品買ってもこれが来ます。
ネットショッピングで探してもヒットしないので、メーカー違いますがこのあたりが合うと思います。
タイヤチェンジャーなど持ってないので、一度はYHやタイヤ専門店にも問い合わせましたが、タイヤとホイールをバラして交換し、タイヤを組んでバランス取りするため、YHは4本で高圧バルブ込11,000円、タイヤマンはバルブ持ち込みで1本3,300円との回答でした。これまでタイヤ専門店でバルブ交換作業を何度も見てきた経験上、実際はバルブ位置だけビードを落として交換していますので、儲かる作業でしょう。
バルブ交換にこんなにコストをかけるわけにいかないため、自分でやります。必要な物はガレージジャッキとラッシングベルト2本。ジャッキの上がる部分がホイールにかからないようにタイヤを乗せ、ベルトでタイヤ・ホイールとジャッキの下側をくくります。タイヤの空気は完全に抜きます。バルブコアを外すのが手っ取り早いです。
ちなみに、バルブ交換なのでホイールの表を下に向けます。角度がきつくなるため、ジャッキと反対側に別のタイヤをはさみました。この状態でジャッキアップしていくとビードが落ちます。
このままでは作業がしにくいので、ジャッキをそーっと横向きに倒します。
バルブは風雨・汚れ・熱に長いことさらされ、材質も鉄より弱い真鍮、中空構造と、ネジ切れる要素ばかりなので、浸透スプレーを使います。これ昔アストロプロダクツで買ったのですが、今はなさそうです。ガレージ・ゼロのも使っていますが、どちらの製品も広範囲に塗布するのとピンポイントに塗布するのと、ノズルの角度を変えるだけなので、5-56と比べて使いやすいです。
外したバルブと新品バルブの比較です。オレンジ色のOリングがへたっているのが分かります。
ちなみにこのOリングだけでも太平洋工業から供給されていて、品番はV9-11-5です。
内径Φ8.8、線径Φ1.9
新しいバルブを取り付けます。
バルブが取り付いたら、ようやくジャッキの油圧を開放してベルトを外します。この次にエアーを入れてビードを上げるのですが、このようにバルブのお尻がタイヤに当たって隙間が空いておりエアーが逃げるため、ゆっくりエアーを入れるといつまで経ってもビードが上がりません。
そのため、ビードを上げる時だけ虫回しで虫(バルブコア)を外す方が失敗が少なくなります。
エアーを入れてビードが上がったら、外したバルブコアをサイド取り付けます。この時もちろんエアは抜けますので、バルブコアを付けた後に再度エアーを充填します。
空気圧を調整して完成です。
ご自愛ください。
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