おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
ハイエース200系DXの安物グレードには、フロント席すらスピーカーが付いていません。
バッフルボードを作成してスピーカーを取り付けます。
ドアの内装パネル剥がすとスピーカーが付く位置にメクラ蓋がされており、ナビ取り付けの投稿で外す方法は説明しました。この蓋の右に、スピーカー配線が刺さっていますので、ナビから配線を引っ張ってくる必要はありません。
一旦適当に型をとってベニアでボードを作りました。
取り付けるとこんな感じです。見えないところですが見た目が悪いのと、このアングルではわかりませんが、ドア側の板とは隙間だらけです。
ここまでは暫定対応です。ここから本番を作成していきます。
まず、とりはずした蓋はこんな感じです。裏側は前側・後側それぞれ膨らんでいます。この蓋を利用して専用バッフルを設計・作製していきます。
スピーカー裏の出っ張りがΦ146、取り付け穴のPCDが156、穴径4.5なのでM4のネジで固定したら良いです。
蓋をスキャナーでスキャンし、CADでなぞって外形を描きます。スキャナーのガラスから浮いていると精度が悪いため、なぞるのはあくまで目安で、実際はノギスなどで測って図面を描きます。特に穴位置は重要です。
作図した図面を基に、t9のMDF板を切り出すとこんな部品ができます。スピーカーはM4で取り付けるので、M4のナットが埋まる穴を開けています。
なお、中に入っているパーツは次に説明します。
前側・後側はそれぞれ膨らんでいると言いました。この膨らみが絶妙なため、蓋を加工してゲージを作製しました。
尖っている方が後で、平らな方が前です。前の方が厚みがあるため、MDF2枚重ねです。
2枚をボンドで接着した後に、ゲージを使って罫書きます。この時点では本体へはまだ接着しません。
膨らみ部をそれぞれ罫書き線に沿ってベルトサンダーで削り、本体に貼り付けます。
小さな穴が見えますが、位置がズレないようにφ2のピンで位置合わせをした穴です。
裏側の出っ張り部に、配線が通る溝を彫ります。ノコギリとヤスリで加工しました。
その後、水性ラッカースプレーで黒く塗り、M4ナットをはめ込みました。
取り付けて完成です。これで頑丈に固定されたため、音質も良くなることでしょう。
要望があればバッフルボードのテンプレートを供給する方法を検討しますのでコメントでお知らせください。
ご自愛ください。
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