アイドラーベアリング交換

ハイエース

おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。

エンジンをかけているとたまにキュルキュル、カラカラと異音がするようになり、助手席シートを起こして動画撮影しようとすると音が止むという思わせぶりな我がハイエースです。

10万km目前なので、怪しい物を順次換えながら様子を見ます。まずは補機ベルトのアイドラーベアリング。ベルトを外して触った感じ、上のアイドラーベアリングにガタがあったためベアリングを交換します。純正部品の場合、ベアリングだけでは出ずAssy交換となり高額になります。
赤丸が上側のアイドラー、赤矢印の先に下側のアイドラーがあり、緑矢印がテンショナーです。

トップの画像が純正アイドラーに付いているベアリングで、メーカーはKOYO(現JTEKT)、品番は6301RDHです。別の方がブログでPDHと書かれていましたが間違いなくRDHです。どっちでもいいのですが、この品番を調べると自動車専用品番なのか情報が出てきません。6301というのがベアリングの規格サイズなので、6301ならとりあえずは使えます。通常数字の後ろに付くアルファベットはシールの種類を指します。今回はベアリング大手NTN製を使うこととしたので、NTNの場合ですが、
ZZ:非接触型(金属製シールで防塵性を持ちながら摩擦トルクが小さい)
LLB:非接触型(ゴム製シールでZZより防塵性が高く、ZZ同様摩擦トルクが小さい)
LLU:接触型(ゴム製シールで防塵性が最も良く摩擦トルクがやや大きい)
となっています。多くの方がLLUに交換していますが、この部分はそんなに粉塵の舞う環境ではないため、私は6301LLBを選択しました。

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ベアリング NTN 6301LLB

1つのアイドラーに2個必要で、アイドラーは2つあるので合計4個いります。写真で1種類別のが写っていますが、これはテンショナー用に買ったもので、ネット情報で調べて買って合わずに失敗したものです。やはり確かめて買う必要がありますね。

テンショナーにスピナーハンドルを使って、14mmのソケットで緩めます。時計回りに回すと、テンショナーのバネが縮み、ベルトがたるみます。たるんでいるうちにベルトを一部外します。

先程の赤丸のアイドラーを外します。裏にカラーが付いているので、落とさないよう注意が必要です。
ボルト、カバー、アイドラー、カラーの順番になっています。

ギヤプーラーを使って、裏から適当なソケットを当てて外します。ベアリングのインナーだけすっこ抜けたらどうしようと心配になりましたが、大丈夫でした。

私はギアプーラーは安定性を考慮して3本爪を使っています。

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ギアプーラー 3本爪

上が古いベアリングで、2枚合わせの内側は青色でした。外側は黒かったです。
下が新品のベアリングです。

外した時と同じようにギヤプーラで圧入していきますが、入れるときはベアリングの玉に負荷をかけないよう、アウタースリーブにのみ力がかかるようにします。
たまたまあったKTCの30mmのソケットのお尻が丁度良い径だったので使いました。
それと、最初からギヤリングプーラーでいくと斜めでも無理やり入れるような感じになるため、プラハンでアウタースリーブを叩いて、垂直に入れれるところまで入れてからギヤプーラーを使いました。

もちろんベアリングは1個ずつ入れます。新しいベアリング2個が入ったところです。

奥にあるもう一個のアイドラーも同じベアリングなので、同じ要領で交換します。緑丸がテンショナー、赤丸がもう1個のアイドラーです。運転席シートは外さなくても問題なく作業できます。

交換してガタはなくなりましたが、異音は改善されませんでした。
交換時走行距離:99,353km

ご自愛ください。

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