おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
最大積載量ステッカーの必要性
4ナンバー、1ナンバーの貨物車は、最大積載量を表示する義務があり、道路運送車両の保安基準18条8項では「自動車の車体の後面には、最大積載量(タンク自動車にあつては、最大積載量、最大積載容積及び積載物品名)を表示しなければならない。」と定められています。
通常純正で貼られていますが、全塗装をしたことにより最大積載量表示を剥がしていました。
表示の方法のルール
最大積載量の表示についての決まりは、上述した保安基準18条8項以外にはなく、あとは検査員次第というのが実情です。2023年のユーザー車検時に最大積載量のステッカーが一部剥がれていて読めないと言われ、その場で油性マジックを借りて手書きで補修して車検を通しましたので、手書きは概ねどこでもOKのようです。
以前別の車のシフトパターンの描いてないシフトノブに交換した際、養生テープにマジックでシフトパターンを描いて見えるところに貼ってユーザー車検に挑んだ際、容易に剥がせる(剥がれる)ものはダメだと言われて通りませんでした。専用品のシフトパターンだろうが少し手間なだけで剥がせるので、普段手に触れない場所なら専用品だろうが養生テープだろうが一緒だろと思い腹がたったので、カー用品店で専用品のシフトパターンを買って、丸めたセロハンテープを裏に貼って容易に取れる状態で再度検査員に見せて車検を通しました。
話がそれましたが、表示サイズやフォント、言語などは明確に規定されていません。綺麗に全塗装してもらったボディに「最大積載量1000kg」という表示もダサいな…と思い、色々調べた結果、英語表示でいくことにしました。
ネットでは、日本国憲法の定めなので日本語でないとNGと言っている人がいましたが、弁護士の意見かどうかは判断できない一方、ユーザー車検で英語表示でもOKだったという人を何人かいましたので、一回英語でいってみることにしました。
準備物
購入したのはこちら。艶あり黒のカッティングシートで作られたMAXIMUM LOADING CAPACITY 1000KGのステッカー。2枚セット。マスキングテープは我が家の在庫です。

商品例を挙げておきます。数字の変更ができる商品で、ご自身の車の車検証に記載の最大積載量に合わせて購入してください。
貼り付け方法
脱脂
写真はありませんが、リアゲートの貼り付け部分を綺麗に洗います。
水気を拭き取った後、シリコンオフで脱脂します。
位置決め
ステッカーはいきなり貼り付けずに、マステを使って位置を定めていきます。
リアゲートの右下に、黒いステッカーの下辺がゲート下から18mmになるようステッカーの左右2箇所を測りながら位置を調整します。

位置が決まったら、ずれないよう上辺側を2点テープ留めをしました。
貼り付け
白い剥離紙を剥がします。
この画像を見てわかるように、黒いカッティングシートが、アプリケーションシート(透明の弱粘着フィルム)についています。稀にカッティングシートがアプリケーションシートに付いてこず剥離紙についてアプリケーションシートから離れる場合があるため、状況を見ながらゆっくり剥がします。

そしたら決めた位置になるよう貼っていきます。
カッティングシートの内部に空気を噛むと後でやっかいなので、全体をふわっとおくことはせず、端から順番に転圧するのが良いです。ヘラやローラーで空気を抜きながらカッティングシートをテールゲートに貼り付けます。

フィルム剥がし
圧をかけて貼り付けができたら、慎重にアプリケーションシートを剥がします。アプリケーションシートは弱粘着です。あまりないと思いますが、アプリケーションシートにカッティングシートくっついてきて車体側から剥がれてしまうこともあるのでゆっくり確認しながら進めます。

貼付け後
完了しました。控えめサイズで良い感じです。かといって小さすぎて見えないとツッコミが入るレベルではないです。
あとはこの表記で車検が通るかどうかですが、この状態で挑戦してきます。

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よくある質問(Q&A)
Q1. 最大積載量ステッカーの表示は法的義務ですか?
A: はい、道路運送車両の保安基準18条8項により、4ナンバーや1ナンバーの貨物車は最大積載量を車体後面に表示する義務があります。表示がないと車検に通りません。
Q2. 最大積載量ステッカーの英語表記は車検で認められますか?
A: 明確な規定はありませんが、実際にユーザー車検で英語表記が通った事例があります。ただし検査員の判断により異なる可能性があるため、落ちた場合を想定した準備をして検査に臨むことをおすすめします。
Q3. ステッカーのサイズや位置に決まりはありますか?
A: 具体的なサイズや位置の規定はありません。車体後面の見やすい場所に、判読可能な大きさで表示すれば問題ありません。一般的にはリアゲート右下に貼ることが多いです。
Q4. 手書きでの最大積載量表示でも車検は通りますか?
A: はい、手書きでも車検は通ります。実際に筆者も油性マジックで手書き補修して車検を通した経験があります。ただし、シールの上に手書きした場合など容易に剥がれるものは不可とされる場合があります。
Q5. カッティングシートの貼り付けで注意すべき点は?
A: 以下の点に注意してください:
- 貼り付け前の脱脂を必ず行う
- 位置決めはマスキングテープを使用する
- 空気を噛まないよう端から順番に転圧する
- アプリケーションシート剥がしは慎重に行う
Q6. ステッカーが剥がれてきた場合の対処法は?
A: 一部剥がれの場合は油性マジックで補修することで車検対応可能です。大きく剥がれた場合は新しいステッカーに交換することをおすすめします。
Q7. 最大積載量1000kg以外の表記方法はありますか?
A: 車検証記載の最大積載量に合わせて表示する必要があります。ハイエースはワイドボディやスーパーロング、DXやS-GLなど仕様によって最大積載量が異なるため、必ず車検証で確認してください。
Q8. 全塗装後にステッカーを貼る際の注意点は?
A: 塗装が完全に硬化してから貼り付けを行ってください。また、塗装面の脱脂を十分に行い、シリコンオフなどの脱脂剤を使用することで密着性を向上させることができます。
Q9. 他の貨物車でも同じ方法で貼り付けできますか?
A: 貼り付け手順は同じですが、車種により最大積載量が異なります。必ず各車両の車検証を確認し、正しい積載量を表示してください。
Q10. ステッカーの耐久性はどの程度ですか?
A: 屋外用カッティングシートなら通常3-5年程度の耐久性があります。ただし使用環境により異なるため、定期的に状態を確認し、文字が読めなくなる前に交換することをおすすめします。
ご自愛ください。
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