おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
ハイエースは荷室が広いため、空調という観点では無駄な空間を冷やしたり温めたりして効率が悪いです。真夏や真冬は外の環境に対して空調能力がギリギリだったり負けたりするため、セカンドシート後ろに間仕切りカーテンを設置して居室と荷室を分けて、居室だけ空調を利かせるようにします。
うちのハイエースはリアのエアコンが無いため特に必要です。
市販品を探すと、運転席助手席の後ろで仕切るのは出ます(リアエアコン機構に引っ掛けるタイプ)が、セカンドシート後ろで隙間なく仕切るものは出てきません。
作るしか無いので購入したのはこちら。耐久性・コスト・加工のし安さを考えて糸で補強されたビニールシートにしました。正式名称はPE透明糸入りシート。
UV剤入りで耐候性に優れているため、車での使用でも大丈夫だと思います。
商品名は1.8✕1.8mとありますが、仕上がり寸法1.71✕1.71mと小さく書かれています。車内で必要な寸法を測ると、縫い代(折り代)など考慮せず150✕117cmでした。うちのハイエースはジャストローで床が上がっているため、通常のハイエースでしたら150✕140cmくらいだと思います。いずれにせよ、縫い代考慮しても丁度足りる寸法の商品です。
取り付けは天井の内張りを止めているモールに挟み込みます。
モールは若干アーチ状になっているため、両端と中心の高さの差を測りました。両手が塞がって写真が取れませんでしたが3cm程度でした。
家の中で上辺側を高さ3cmの差がでるようシートにマジックで線を引きます。幅はモールの幅に合わせます。線が引けたらハサミで切ります。
切った上辺にモールを当てがって、クリップ部にマーキングし、ポンチで穴を開けます。
一旦この状態、上辺だけ切って穴を開けた状態で、車に取り付けます。
まだ横と下は切っていませんので、仕上がり位置を養生テープでマーキングします。
再度車から外します。養生テープのマーキングに合わせて、両横と下辺に両面テープを貼ります。この時、両面テープの内側が仕上がりラインになる位置に貼ります。つまり両面テープは縫い代(折り代)となります。
両面テープが縫い代となるため、両面テープの外側に合わせてシートを切っていきます。
切り終えたら両面テープの剥離紙を剥がして、両面テープ端で折り返して付けます。
端始末
両サイドは、百均のマグネットクリップを使い、ボディの鉄板部分に固定しました。無くてもいいのですが、やはりあると気密性が上がります。
このマグネットクリップは、磁石とクリップの貼り合わせが弱い両面テープのため、暑い日に外に置いといたら磁石が外れました。多少熱に強い接着剤で付け直します。
この接着剤、エポキシ接着剤のように2液を混ぜて使いますが、全く耐熱性の無いエポキシ接着剤と比べると耐熱性があり、硬化後もゴム状で柔らかいため、熱膨張率の違う金属と樹脂(今回のケースも同様)に最適で、私は耐久性面で絶大な信頼をおいています。
完成です。ピッタリほとんど隙間なく作れて、エアコンの利きが良くなりました。
ご自愛ください。
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