助手席シートリクライニング加工

ハイエース

おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。

200系ハイエースDXグレードの助手席は、座面は前後に動かず固定ですし、背もたれも畳むか起こすかで、リクライニング調整がありません。直立状態と言われることもありますが、着座位置の高さや着座体制から、固定するならこの角度が妥当だと思いますが、リクライニングできるならしたいものです。

ということで、清掃も兼ねて一旦外します。座面は車両前方側のボルト2本を外して、前方向へ引っ張ると取れます。座面裏の写真を参照してもらうとわかりますが、後ろ側はU字のワイヤーがあり、車体側に差し込んで、前側のブラケットをボルトで固定する機構です。
納車から外したことも無いのでしょう。汚い…

座面を外すと、背もたれを固定しているボルトが露わになるので外します。樹脂カバーもプラスネジで全部外します。そうすると助手席の背もたれのリクライニングの無い畳む起こすの機構が見えます。
これはなんと、多段階でリクライニングできるのに、(嫌がらせで)ストッパーが設置されており、起こした位置より後ろへ倒れないようにされています。
ですので、赤丸部の通りストッパー部をディスクサンダで切除します。

ストッパーは両サイドにありますので、反対側も同様に切除します。

この加工のみでリクライニングができるようになります。
残念ながら、バネは仕込まれていないため、乗用車のようにリクライニングレバーを操作しても勝手に起きてくれません。倒すときも起こすときも、手で補助しながら角度を決める必要があります。

そして、せっかくシートを外したので、フロント3座席とも水洗いをしました。水をしっかり切って乾燥させないとカビるため注意が必要です。洗った後は水が切れる向きでしばらく放置し、下の方に偏った水は、力いっぱい握って絞るのを何度かし、天気の良い日に風通しの良い場所で乾燥させます。秋の作業でしたので、夜は室内に入れてファンヒーターを当てました。

この工程をすると、中古車でも愛着が湧くようになると思います。

ご自愛ください。

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