おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
我が家は2000年に建てられた中古住宅で、恐らく新築時から薪ストーブが付いています。
2019年に入居した時から、天井を見上げた時に煙突の横あたりにシミがあるなーと思っていたので、旧家主に雨漏りがなかったか聞いたところ、雨漏りはなかったとのこと。確かに私も住んで数年は豪雨でも雨漏りを感じることはありませんでした。
しかし、昨年2024年頃から夏場の大雨の時に雨漏りを目視できるようになりました。そして今年2025年の大雨が続いたときには、数秒に1滴落ちるし、3点ほどから滴るように。バケツがいるレベルになりました。
天井を見上げるとこんな状況です。写真上方が勾配下側、写真下方が勾配上側です。円柱の煙突周囲というより、正方形のフラッシング周囲から雨水が垂れてきています。

屋根に上がって状態を確認すると、フラッシングの周囲はこんな状況でした。
コーキングが劣化して剥がれ始めています。恐らくここから雨が侵入しているものと思われます。


これはストームカラーという部品の継ぎ目。ここは大丈夫そうです。ここがダメなら、円柱の煙突周囲から水が垂れるはず。

ここはフラッシングの立ち上がり部分。ここは、立ち上がった内部に外側の円錐部分が被さっているはずなので、まず漏れることはないはず。

ということで、材料を揃えて屋根に登って雨漏り修理作業をします。
屋根に登るのは滑って危ないので、滑りにくい靴を履きます。こちらハイパーVという滑りにくいソールです。たまたま厨房用があったので履いていますが、高所作業用があります。

屋根やくんというのも人気のようです。
スクレーパーで、フラッシング周囲の屋根材側の劣化したコーキングを除去していきます。

同じくスクレーパーで、フラッシングと屋根の間のコーキングを取れるだけ取れます。残念ながら、完璧に除去することはできないため、できる限りになります。下手にスクレーパーで切れ目だけ入ってコーキングが除去できないとそこから雨が入る恐れがあるので、注意が必要です。


除去したらコーキングを打つ前に脱脂します。シリコンオフを使いました。脱脂作業後のウエスがご覧の通りとても汚れています。これが付いたままコーキングを打つのと、除去してから打つのでは密着性が全然違うでしょう。

不要なところにコーキングがつかないようマスキングをします。20mm幅のマスキングテープを使いましたが、コーキングガンで打った後に均す作業では結構はみ出るため、2列にするかもっと広幅の方が良かったと思います。

脱脂後、更に密着性を高めるためにミッチャク1番という商品を刷毛で塗りました。
コーキング材は耐火タイプの変性シリコーン系シーリング材です。耐火と書いてあっても、使用可能な上限温度は80℃くらいでした。

コーキングガンで打っていきます。

コーキングを出した後、このままでは綺麗じゃないし隙間がある可能性もあるため、均す作業が必要です。使い古したヘラで均そうかと思いましたがダメでした。

こういう場所は指が一番。指で均しました。

コーキングが固まる前にマスキングを剥がしていきます。恐らく固まってからでは上手に剥がせませんので。


一旦これで乾燥です。作業完了後1時間後くらいに雨が降るような雨雲レーダーになりましたが、辛うじて降らず、乾燥完了までなんとか耐えたようです。
盆休み最終日にやって半月以上経ち、施工後には室内の雨水がポタポタ落ちていた場所にコピー用紙を敷いて、雨漏りしたかどうか確認できるようにしていますが、何度か雨が降った後も雨漏りした形跡がありません。修理完了です。
ご自愛ください。
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