おはこんばんちは。あた岡狂太郎です。
10万kmを目前にタイミングベルト、テンショナープーリー、オートテンショナーを交換することにしました。
10万km超えてから交換しても良かったのですが、1~2ヶ月後は車2台の車検を控えているのと、他のことで用事も多いのでこのタイミングで。
なお、普通の車だとウォーターポンプも同時に交換するのが通常ですが、ハイエースはタイミングベルト関連の部品交換のみなら簡単で、ウォーターポンプまで換えると格段に手間が増します。ディーラーにも聞いたら、ウォーターポンプはだいたい20万kmですと言っていたので今回は換えません。
タイミングベルトはカバーに覆われているのでカバーを外します。カバーを直接止めているボルトだけではなく、カバーを外すのに邪魔な配線を固定しているボルトも外す必要があり、以外に苦戦します。
200系ハイエースのタイミングベルト交換は簡単なのですが、付随作業含めてこのカバーを外すのが一番難儀します。
カバーが外れたら、いきなりベルトを外しにかかるのではなく、ソケットレンチ等でクランクを回し、ヘッド側とクランク側のタイミングマークを合わせておきます。ヘッドはプーリーに溝、クランクはプーリーに切り欠き、エンジン側はどちらも三角マークがあります。ヘッド側が見やすいのでヘッド側でタイミングマークを合わせると、自動的にクランク側も合います。
クランク側は、プーリーの真下より助手席側にタイミングマークがあり、確認には鏡等がいります。
作業後に鏡を買いました。
交換する部品です。この手の部品は社外をよく使うのですが、車屋が言うには最近はコスト重視の粗悪な社外部品が増えてきたようで、純正か社外か迷っていました。そしたらメルカリで一式安く出されていた方がいらっしゃったので、社外品程度の価格で純正品が調達できました。
テンショナープーリー13505-67042、タイミングベルト13568-39016、オートテンショナー13540-30010はもちろんのこと、贅沢にもテンショナープーリーボルト13556-6710、オートテンショナー取り付けボルト91551-80620、スペーサー90201-10124が入っていました。
オートテンショナーから取り外していきます。2本のボルトで止まっています。
新旧比較。特に変わりはありませんが、オートテンショナーはピンが押し出されるため、新しい物は引っ込んだ状態で出てこないよう止めピンが刺さっています。取り付け後に抜くので、取り付け前に抜かないように注意です。
次はテンショナープーリー。六角穴の専用ボルトで止まっていますので、六角レンチで。裏にスペーサーがあるので落とさないように注意し、取付時も忘れないように注意です。
テンショナープーリーまで外すとタイミングベルトが簡単に外せます。ヘッドとクランクのプーリーを回さないように注意します。かるい力では回らないし、後で確認もするので神経質になる必要はありません。
プーリーとベルトの新旧比較。プーリーは新品は綺麗。古い方はガタがあるように感じます。もしかしたら異音はこれかも。
タイミングベルトも外観で新旧の判断ができるくらい劣化しています。純正品番の下1桁が変わっているので対策品として何かしら良くなっているのかもしれません。
新しいベルトの取り付けをします。コツは、もちろん2つのプーリーは回さないよう注意をして、テンショナーと逆サイド、助手席側をたるまないようにかけることです。
次にテンショナープーリーを新しいボルト、スペーサーを使って取り付けた後、オートテンショナーを新しいボルトで取り付けます。写真がプーリーのスペーサーとオートテンショナーのボルトです。
オートテンショナーを取り付けた後に、挿し込んであるピンを引き抜きます。
最後に、タイミングマークが合っているか、2つのプーリー共に確認します。
タイミングベルトカバーを閉じて、ベルト交換記録を記入して貼り付けます。
記録ステッカーは日本語と英語とあったので、カッコつけて英語を使いました。
交換作業自体は以上で完了ですが、もう1つやることがあります。
ハイエースは10万kmに到達すると、メーターにあるタイミングベルト交換警告灯が点灯する設定になっています。このまま放置すると10万kmにたっすると点灯してしまうため、設定を変更します。
まず、イグニッションをONにして、ODO/TRIP表示をODOにします。赤丸のスイッチで切り替えます。その後イグニッションをOFFにします。
次に、赤丸のスイッチを押しながら、イグニッションをONにします。
スイッチを押したままの状態を5秒以上保持し、スイッチから手を離します。手を離してから5秒以内に再びスイッチを押します。
すると、タイミングベルトモードへ移行し、初期設定値の10が表示されます。
この数値の単位は万kmなので、スイッチをポチポチ押して、20に合わせます。
スイッチを5秒間長押ししてODO表示になれば設定完了です。この操作をせずにぼーっとしていると勝手にODOになりますが、その場合は設定が10に戻されます。念のためタイミングベルトモードへ入り直して、設定値が20になっているか確認して終了しました。
交換時走行距離:99,529km
ご自愛ください。
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